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2006年12月31日

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旅行について

旅行が趣味、というのがもうひとつよくわからない。
ずいぶん昔から旅をするのは好きなのだけれど、野宿旅をしたり、バイクでツーリングをしたり、ヒッチハイクで行けるところまで行ってみようというような気持ちを抱くのは、決まって平穏な日常から抜け出したいという欲望がピークに達したときである。
で、大体の場合、「つかれたあ」「もう死ぬ」などとつぶやきつつも、非日常を存分に味わって満ち足りた気分で部屋に帰ってくるからこそ、また懐かしき日常の趣味やら仕事やらにいそしむ事ができるのだ。

趣味は日常であって、旅行は日常からの離脱である。

友人はそういうのを子供っぽいという。大人の旅の楽しみ方ではないと。
よくわかんないけど、彼らの言うのはきっと白人社会にあるような、日常を旅先にそっくりそのまま持ち込んで、のんびりと過ごすヴァケーション的な旅行というのを指しているんじゃないかと思われる。
でも、そうじゃないんだよなあ。
よくドラマなんかで見かけるような、旅行帰りのオバチャンの「ああつかれた、やっぱ家が一番やわ」という一語にワタクシの旅の観念は集約されている。
外を見ること、非日常を肌で感じること。
そこには本質的な意味での開放があり、非日常的なもろもろの不自由な制約との戦いがある。
別に地獄や煉獄を旅しているわけではないので、ダンテおじさんが言うように「惨めなとき、幸福だった日々を思い出すことほど、大きな悲しみはない」というような悲惨な感想はないわけだけど、「はは、おもろ」と「鬱陶しい、死ねばいいのに」というのが道中至るところに混在して、帰り着いたときに「やっぱ家が一番やわ」という感想が生まれ出てくる。
なんだかせわしないけど、こっちのほうが性にあっているというか。だいたい旅行ってそんなもんなんじゃないのかなあ?ぜんぜんスタイリッシュではないけれど、いつもこの方がなんとなくしっくりくるのだ。
オバチャン的ジャパニーズ・スタンダードだという批判はさておき。

とにかくワタクシにとっては、そういうのが、旅だ。

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