Home > 2009年07月

2009年07月

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  • Comments (Close): -
  • Trackback (Close): -

鶏頭はこう言った。

学生時代、フリードリヒ・ニーチェの後期代表作「Also sprach Zarathustra」を新潮文庫で読んだ。
だから頭にある邦訳タイトルは「ツァラトストラかく語りき」であって、いまだに岩波文庫の並ぶ書架で「ツァラトゥストラはこう言った」というタイトルを目にしたりすると非常に違和感を覚える。
というか、もうちょっとありていにいうと、かっこわる、と思う。
これはもう完全に好みの問題なので異論のある方もおられると思うけど、のっけから「ツァラトゥストラはこう言った」なんて調子で始められると、冒頭の有名な挑発的文句である「神は死んだ(Gott ist tot)」とかも「神さまは死んじゃった」みたいな感じで訳されてるんじゃないかと不安になる。
まあ翻訳物の哲学書は単純な論述にもわざわざ小難しい言葉を使って人をいらりとさせたりするので、これぐらいでちょうどよいのかもしれないけど。

書籍のタイトルでいえば、J・D・サリンジャーの「The Catcher in the Rye」は野崎孝訳で読んだので、読後にちょっと混乱した。
だってホールデンは(おそらくは自分と同じような深みに落ちてしまわないよう)子供たちを捕まえてあげたい、と言っているのであって、「ライ麦畑でつかまえて」というタイトルでは主客が転倒してしまっている。
もちろんホールデン自体が純ながきんちょなので、本当に「捕まえて」欲しいのは自分自身の危うさである、という心の底の希求を汲み取った訳と考えられなくもないのだけれど、そういうのは作者がやるべき作業で、もしサリンジャーが必要と感じたならそうしていたはずだ。
英語と日本語ではタイトルに向く語感というものが違うのだろうけれど、いずれにせよ訳者が意味合いを変えてまで創意工夫をこらす部分ではないんじゃないかなあ。

まあ上のような作品に対しては個人的な思い入れが強い分、タイトルに対してセンシティブになってしまっているのかもしれないけど、タイトルの蹂躙って意味では映画や音楽の世界のほうがずっとひどい。

たとえば子供のころ父親に連れられて、シルヴェスター・スタローン主演の「コブラ」という刑事映画を見に行った時の話である。
本編「コブラ」の上映前、これに当てるような感じで公開予定のアーノルド・シュワルツェネッガー主演の刑事映画の予告編が流れた。
爆発シーン、カーチェイス、お決まりの派手な演出の後でスクリーンに映し出された邦訳タイトルは、「ゴリラ」(原題は「Raw Deal」)。
一瞬、映画館の中が静まり返り、そのあとで暗闇のあちらこちらから失笑が漏れた。
別にシュワルツェネッガーのファンではなかったけれど、子供心にもこれはひどすぎると思ったのを覚えている。
原題「Raw Deal」は直訳すると「不当な扱い」となるわけだけれど、この映画で一番不当な扱いを受けているのは、間違いなくタイトルである。

で、さらにひどいのが洋楽の邦題。
有名なところで行くと、
The Beatles「A HARD DAY'S NIGHT」⇒「ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ! 」
とか、
AEROSMITH「Train Kept A Rollin'」⇒「ブギウギ列車夜行便」
とか、
Stray Cats「Rock This Town」⇒「ロック・タウンは恋の街」
とかね。
「担当者がかっこよくしよう(あるいはアルバムを売ろう)として頑張った結果、能力至らず失敗した」という感じがありありとうかがえて胸に痛すぎる。

あ、ついでに言うと、一言多い系というのも気になりますね。
Derek&The Dominos「Layla」⇒「愛しのレイラ」
とか、
Bon Jovi「Runaway」⇒「夜明けのランナウェイ」
とか、
Michael Jackson「Beat It」⇒「今夜はビート・イット」
とか。
ねえねえ、ほんとにその一言が必要かどうか、今夜はもう一度考えてみようよ。って、今や遅しのランナウェイ。

また一時期には、この日本的風潮を面白がってわざとふざけた邦題をつけたアルバムや曲があった。
代表的な例は、
Frank Zappa「THE MAN FROM UTOPIA」⇒「ハエ・ハエ・カ・カ・カ・ザッパ・パ」
CARCASS「Incarnated Solvent Abuse」⇒「硫酸どろどろ何でも溶かす」
などだけれど(CARCASSが代表的な例に上がってくるあたりは個人的な嗜好です)、ここまでぶっとんでいると、こちらも「あっそ」の一言ぐらいで軽く受け流せるので楽である。
(余談だけれど、ハエハエカカカは当時のキンチョールのCMのパロディだと思う。同じ五七調でいくならパが一つ足らないと思うんだけどね。あ、ザッパお得意の変拍子ってこと?)

などと思いつくままに変訳をあげつらって来たわけだけれど、上にあげた邦訳作品の大半は日本国内で結構な売り上げを上げているのである。
ロングランヒットとか爆発的セールスなんてのも少なくない。
ということは、もしかしたらわたくしの感覚が間違っているのだらうか。
出版社やレコード会社の担当者の策略こそが王道なのかもしれない。
そう考えると自信がなくなる。
このブログも先人の知恵をどんどん取り入れて、
「夜明けの高円寺は恋の町」
とか、
「鶏舎の中でつかまえて」
とか、
「ハエ!ハエ!ヤァ!は何でも溶かすゴリラ」
という感じに改名するべきなのかも知れない。

などと愚かしいことを考えながらスイカを食す夏の夜。のランナウェイ。

『てぃだぬ家』

大好きなあぶさんの奥に、新しい店ができていた。
てぃだぬ家というお店。
「てぃだ」とは沖縄の言葉で太陽の意味。
だから「てぃだぬ家」は太陽の家ですね。
沖縄出身のフランクな店主はまだ若く、絵なんかも描くみたいです。
カウンターのみ十席程度の小さなお店ですが、アットホームな感じがよいね。
これからも頑張ってください。

島らっきょう(400円)とつきだし。
RIMG1237.jpg

ゴーヤチャンプルー、600円。
RIMG1245.jpg

クリームチーズとスモークサーモンのオーブン焼き(バケット)、500円。
RIMG1250.jpg

ラフティー、600円。
RIMG1247.jpg

RIMG1252.jpg


大きな地図で見る
住所:杉並区高円寺北2-38-15
category:沖縄料理

地獄の沙汰も椅子次第。

最近、腰がヤバい。
どうヤバいのかというと、椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛。
腰が痛い上に、左足がしびれる。
原因ははっきりしていて、家で仕事をしている時に座っているイームズのサイドシェルだ。
腰の部分が深くなっているので、くつろいで座っている分には問題ないのだけれど、前傾姿勢で長時間PCに向かっていると非常に腰に負担がかかる。
用途を間違えて使っている自分が悪いのです。
ごめんね、腰&椅子。

とはいえ幸いなことにヘルニアは軽いもので、医者には筋力を落とさないよう運動しなさいと言われているぐらいなのでジムにも行けるし、家で長時間仕事をしなければ腰痛も足のしびれも収まってくる。
だがしかし。
このままこんな生活を続けていたら、ほんとにヤバい。立てなくなる。身近にいる重症ヘルニアの人に聞くと、悪化したときの痛みは想像を絶していて、それはもう地獄の苦しみらしい。
それは困る。地獄とか怖すぎる。と震える頭の中には河鍋暁斎の地獄絵図。きっと鬼にやっとこかなんかで腰をぎりぎりと締め上げられるのだ。略しておにぎり。
ほんと心から、ちゃんとした仕事用の椅子を買おうと思った。
で、渋谷に買い物へ。

ひさびさにモボ・モガで飯を食いたる後、hhstyle本店などで椅子を物色。
色々座ってみたけど、やっぱり定番のアーロンチェアが一番腰に負担が少ない感じがする。
で、買っちゃいました。
Aeron Chair PostureFit フル装備(B-size)。
ちょっと高い買い物だけど、これでヘルニア地獄(略してヘル地獄)が遠のくと思えば安いもんだ。

090726_1239~04
モボモガ飯。デミチーズハンバーグ、1100円。
ハンバーグが相変わらず美味い。

090726_1239~02
ハンバーグカレー、1000円。

090726_1233~01
セットにはサラダとスープ、あとコーヒーか紅茶が付きます。

090726_1231~01
ほんとは新しくできたもうやんカレーの渋谷店で昼飯を食おうと思ったんだけどね、休みでした。

090726_1301~01

090726_1352~02
hhstyleにて。相変わらず良い店です。
写真右側がPostureFit(腰の反り具合を調節できる)ですね。
この店にいるとついついラ・シェーズやココナッツチェアなどに目が行ってしまうのですが、あんなものに座って仕事をしたら確実に腰が破壊せらるる。

ちなみに腰痛が出た際は、こちらにお世話になっております。

大きな地図で見る
松本整形外科
住所:杉並区高円寺北3丁目9-11
古い記事 【Older Entries】→

Home > 2009年07月

Page Top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。