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インド思考停止。【1:デリー編】

インドの空港に降り立った瞬間、独特の匂いがするという。

ある作家はその匂いを「熟れた果実の香り」と表現し、あるエッセイストは「人々のひしめき合う空間から発される、集合生命体としての体臭」と規定し、旅行好きの友人は単に「あそこ、カレーの匂いがする」と言った。
わたくしの友人が表現力に乏しいばかちんなのは仕方ないとして、どうやらインドと言う国はスパイシーな香り漂う不思議空間であるということらしい。
そういう話をあちこちで読んだり聞いたりして、長い間「ふーん、そんなものなのか」と思っていたのだけれど、よくよく考えてみるとすっごいウソ臭い。
その国独特の匂い?またあ。じゃあ何ですか?国境超えたら匂いが変わるんですか?
「オウフwww。拙者、先刻までスパイシーな印度の香りを感知しておりましたが、ふひひ、つい先ほどより車窓から流れ込む空気に濃密なバター茶の匂いが混ざってござる。よってここはwww!チベット自治区www!コポォwww」みたいな?
うっそー、うそだよー。そんなのおじさん信じらんない。
みんなかっこいいこと言おうとして、ちょいちょい話盛ってない?異国情緒の演出やりすぎじゃない?
考えれば考えるほど何だかどうにも怪しいので、わたくしはちょっくらインドに確かめに行ってくることにしたのであります。
コポォ。

------

そんな訳で、
「インド渡航経験者のスタイリッシュな虚言を暴く!」
という大志を胸に秘めたわたくしは成田空港の出国審査を終え、揚々とインド行きの機内に乗り込んだのだったけれど、そこに待っていたのは信じがたいほど卑劣な敵の罠だった。
落ち着いて聞いてほしい。
…すでに機内がインドくさかったのである。
わたくしが何を言っているのか、にわかには御理解いただけないと思う。
だがしかし、そこにはすでに「インドの匂い」としか形容の出来ない、独特のスパイシーな匂いが漂っていた。まだ日本国内なのに。離陸もしてないのに。
あるいは渡航費用をケチってJALではなくエアインディアにしたのがまずかったのかも知れないが、とにかく機内でこんな匂いを8時間も嗅がされていれば鼻が慣れてしまい、インドに着いて飛行機を降りても、そこに独特の匂いがあるかどうかなんてわからないに違いない。
なんたる狡猾な罠か。
完全に敵の術中に落ちたわたくしはもうテンションだだ下がりである。
不貞腐れた態度で飛行機のシートに身を沈め、
「あーあ、もうインド行くの止めよっかなー」
などと呟いてキャビンアテンダントにぎょっとされたりしながら、それでもわたくしを乗せた飛行機は定刻通り、西の空へと旅立ったのである。

RIMG5855.jpg
インドに向けて飛行中(でも機内はすでにインドくさい)。
----------------

【1:デリー編】

それから8時間後の現地時間17時15分、わたくしは昨年7月にオープンしたばかりのインディラ・ガンジー国際空港第3ターミナルにいた。
そうして空気をくんくんしたり、念のため深呼吸などしてみたりしたのだけれど、やはり機内の匂いに慣らされているせいか、何の匂いも感じ取ることができなかった。
くそー、なんなんだよ。
わたくしだって、
「それまでは疑っていたものの、インドの空港に降り立った瞬間、そこには確かに濃密な果実の香りが漂っていた」
などとブログに書いてカッコつけたかっ…もとい、インドを旅した先達・諸先輩方の体験談に花を添えたかった。
あるいは最低でも予告通り、インド旅行経験者の虚言を暴いてやりたかったのである。
しかるに現実は!鼻まで馬鹿になった真正馬鹿が一人!インドの空港で!くんくんしたり深呼吸したりして!結果、何一つ得るものなし!
という暗澹たる結果に終わりました。
…そんな訳ですので、次回からは通常通り、高円寺の食べ歩きブログに戻ります。

………。
……。
…っていうのもなんかさびしいじゃない?
というわけで、インドで見てきた遺跡なんかをご紹介。



大きな地図で見る
ちなみにデリーはここら辺です。

■クトゥブ・ミナール(Qutub Minar , قطب منار :世界遺産)
奴隷王朝の建国者であるクトゥブッディーン・アイバクによって建てられた、モスク付属のミナレット(礼拝告知塔)。
高さは72.5mもあり、美しい彫刻と合わせて圧倒される。
このすぐ近くには、100mを大きく超える予定だった未完の塔、アライ・ミナールの土台なんかもある。

RIMG5876.jpg
クトゥブ・ミナール。
彫刻の精巧さには思わずため息が出る。

RIMG5892.jpg
周辺の遺跡。
インドではわりと多いのだけれど、ヒンドゥー様式とイスラーム様式が混在した装飾になっております。

RIMG5899.jpg
未完の塔、アライ・ミナールの土台。
よく見ると内部が二重構造になっているのだけれど、時節柄、なんとなく「炉心」という言葉が頭をよぎる。


■フマユーン廟(Humayun's Tomb , हुमायूँ का मक़बरा , ہمایون کا مقبره :世界遺産)
タージ・マハルのモデルになったともいわれる、ムガル帝国の第2代皇帝フマーユーンの墓廟。
確かになんかタージ・マハルに似てるような気がするなー。

aRIMG5908.jpg
入口からの眺め。

aRIMG5911.jpg
どーん!って感じの安定感あるデザイン。美しいですねえ。

aRIMG5924.jpg
建物の中央の玄室。
この白大理石でできた石棺は仮の墓(摸棺・セノターフ)だそうで、実際のフマーユーンの遺体を納めた棺はこの直下に安置されているとのこと。中央アジアの葬送に由来した形式だそうです。


■ラール・キラー(Lal Qila , लाल क़िला , لال قلعہ :世界遺産)
赤い城(レッド・フォート)あるいはデリー城とも呼ばれる、ムガル帝国時代の城塞。
毎年8月15日のインド独立記念日にはここで首相演説が行われるそうで、この時はその準備のため、内部に立ち入りができませんでした。
残念。

RIMG5935.jpg


■インド門と大統領官邸
おなじみのインド門ですが、これって慰霊碑だって知ってました?
第一次世界大戦で戦死した兵士を追悼するために造られたそうで、高さ42mのアーチには約8万5千人のインド人兵士の名が刻まれているとのことです。
で、ここをまっすぐ進むと大統領官邸があります。

RIMG5941.jpg
足元には「永遠の火」という炎が灯されている。

RIMG5949.jpg
大統領官邸の門。
もともとはイギリスが派遣したインド総督の官邸で、現在はプラティバ・パティルという女性大統領がお使いです。

RIMG5950.jpg
門の奥の眺め。
先日ムンバイでテロがあったばかりなので警備がピリピリしてるのかと思いきや、そうでもありませんでした。


■おまけ:インディラ・ガンジー国際空港第3ターミナル
まだ昨年の7月に出来たばかりの為、空港内は非常にきれいです。

aRIMG6373.jpg
出発ロビー。

aRIMG5860.jpg
到着ロビー。

RIMG6374.jpg
空港内トイレ入り口。
たしかにどっちが男性用でどっちが女性用か一目瞭然なんですけど…あの…そんなにガン見されると、正直入りづらいっす。

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ちなみに本エントリのタイトル元ネタは、勘の鋭い方ならおわかりでしょうが、下の2冊です。
インドに来るとみんな何かを考えちゃうみたいなのですが、わたくしはいつだって思考停止状態ですよ。
えっへん。

 

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